石川さゆりさんが歌う“ご当地ソング”「越後瞽女」 瞽女ミュージアム高田でCD販売

新潟県上越市東本町1の瞽女(ごぜ)ミュージアム高田で、人気演歌歌手の石川さゆりさん(65)が盲目の旅芸人「瞽女」を歌った「越後瞽女」のCDが販売されている。同市内では実店舗での演歌CDの購入が困難なことから、レコード会社の協力で2024年1月6日から取り扱いを始めた。

瞽女ミュージアム高田でCDをPRする小川さん(右)と渡辺さん

歌は昨年10月に発売された。「雁木抜ければ つま折れ笠に 雪が頬打つ 風が泣く――」と、瞽女の厳しい門付け巡業の旅を情感豊かに歌い上げている。歌詞には高田や新井、直江津など上越地域の地名も盛り込まれた“ご当地ソング”だ。

同ミュージアムはNPO法人高田瞽女の文化を保存・発信する会が運営し、雁木通りの町家に高田瞽女を描いた画家、齋藤真一の作品をはじめ、高田瞽女の関連資料を展示している。瞽女唄のCDや関連書籍、グッズなども販売しており、石川さんのCDも並ぶ。

瞽女の関連書籍やグッズなどと合わせて販売

同ミュージアム事務局の小川善司さん(74)は「有名な石川さんが(瞽女の曲を)歌ってくださってびっくり。歌いやすく、情感がこもっていて、全国の人に歌っていただければ」と話し、同ミュージアムナビゲーターの渡辺裕子さん(55)は「(歌は)瞽女を知ってもらう大きな力になる。石川さんにはぜひミュージアムにお越しいただきたい」と話していた。

CDは1500円。瞽女ミュージアム高田の開館時間は土日曜の午前10時~午後4時。平日は近くの「きものの小川」で購入できる。2月3日午後1時30分からは高田の雁木通りで瞽女の門付け風景を再現する「高田瞽女ふたたび」が開催され、同ミュージアムでも門付け演奏が行われる。CD購入やイベントの問い合わせは小川さん025-522-3400

記事参照元:上越タウンジャーナル

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